「生きた柿酢」を届けたい | 生きた酵素のにごり酢

「生きた柿酢」を届けたい

「人工肛門の可能性があります」——20代の私にとって、あまりにも衝撃的な言葉でした


出血や腹痛を伴う排便に不安を覚えて検査に行き、そう告げられた時のショックは今でも忘れられません。
私は、20代後半に潰瘍性大腸炎と診断されました。
そこから薬に頼る日々がつづいたのですが、だんだんと薬だけでは抑えきれなくなり、通勤電車も各駅停車に乗り換え、停車のたびにトイレへ駆け込む毎日となりました。

トイレにこもる日々が続いたある日、私は決心しました。
「このままでは、自分も家族も苦しい。この病気と向き合うしかない」

向かった先は、伊豆の山中にある自給自足の食養道場「伊豆ふるさと村」。
食養家の秋山龍三先生の下、朝晩におちょこ一杯の柿酢を飲み、少量の粗食をじっくり噛んで味わう暮らしが始まりました。
そこには、これまでの慌ただしい日々にはなかった、ゆっくりとした時間と深い呼吸がありました。

※秋山先生はご逝去されております。

自然がくれた気づき

道場での日々は、私にたくさんのことを教えてくれました。
道端の小さな花から季節の移ろいを感じること、自分の手で作ったものを口にする喜び、自然と共に暮らす穏やかさ。
そして、心と身体は日々の食事からつくられるという、ごく当たり前で大切なこと。

実はそれまで酢が苦手だった私も、不思議と毎日続けられました。

気がつけば、この柿酢こそが、自分の体に必要なものだと心から感じるようになっていました。

ふるさと村で半年をほど過ごし症状が治まってからは、社会生活を営みながら家庭でできる食養生を続けました。
今ほど自然食品のお店もネット販売もなかった頃でしたが、柿酢はもちろん、味噌や梅干しなど、作れるものは自分たちで作るようになりました。

症状が治まって数年が経ちました。
主治医から「よほど無理をしなければ、もう大丈夫」と言われたときは、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
ここまでの道のりで、私は健康の意味を、そして「大切にしたいもの」が何かを深く知ることができました。

その経験を、同じように悩んでいる誰かのために生かしたい。
そう思い、千葉県香取市で「酢之宮醸造所」を立ち上げました。
お届けしたいのは、ただのお酢ではなく、自然と人の手のぬくもりが息づく、生きた柿酢です。

初めて手に取った方からは、「何に効くの?」と聞かれることもあります。
けれど、長く続けてくださる方の多くが口にされるのは、「なんとなく調子がいい」「体が楽になった気がする」という声です。

自然も、心も、身体も、すべてはつながっています。
少しずつ積み重なる不調のサインに気づき、それを整えることができれば、未来はきっともっと軽やかになる。
その一歩を、この柿酢がそっと支えられたら——それが私たちの願いです。

自然のままを手でつくる

生きた酢酸菌と酵素のにごり酢

原料は柿のみ、水一滴も加えません
 柿の実を丸ごと発酵させています。余計なものがない安心感と、果実そのものの力強さが味わえます。

自然酵母と自然酢酸菌の力
 タンクごとに風味が異なるのは、自然まかせだからこそ。自然の多様な菌が、多様な栄養を育みます。

四季を通してじっくり発酵・熟成
 人工的に温度を操作せず、四季のリズムに合わせて発酵させています。1年を通して生きる菌を育て3年以上熟成させることで、時間がつくる、まろやかで奥深い味わいが優しく体になじみます。

熱を加えず、濾さず、生きたまま
 選別から瓶詰めまで、丁寧に「手当て」するように仕上げています。一本一本のぬくもりを感じてください。

“手当て”のように手で届ける
 柿の選別から瓶詰めまで、すべて手作業。私たちの想いを手のぬくもりとともにお届けします。

ふるさと村で出会った「生きた柿酢」が私の人生を変えてくれたように、今度は私たちが、それを誰かに届けたいと思っています。


最後に

こうして生まれた『酵素酢 柿の神髄』は、単なるお酢ではありません。
それは、自然の恵みと人の手のぬくもりが育てた、小さなしずくです。

5年後も、10年後も、自分らしく笑っていられるように。
どうかあなたの暮らしの中に、この柿酢を迎えてみてください。

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